「屋根の葺き替え」という言葉を耳にしたことがありますでしょうか?
持ち家にお住まいの方は、いずれ屋根葺き替えの必要性が出てくるかもしれません。
そこで今回は、屋根の葺き替えと工程について紹介してまいりたいと思います。
▼葺き替えとは?
屋根の土台から取り替え、すべて一新する作業を指します。
下地を新品にすることで得られるメリットは以下の通りです。
■葺き替えのメリット
・雨や風の影響を受けにくい家になる
・住宅劣化の防止に繋がる
・デザインを一新できる
・耐震性が向上する
屋根の状態、デザインによっては、一部分の補修で済むこともあります。
▼葺き替えの工程は?
葺き替えの工程を分かりやすく解説いたします。
①屋根の状態を確認
屋根の状態を確認し、家主の要望や予算に合わせて提案や見積りを行います。
②足場を組み立て
屋根は高所作業になるため、家周りに足場を組む作業を行います。
③既存の屋根材を撤去
瓦や、野地板、防水シートを丁寧に剥がします。
④下地の補修
腐っている場所があるか確認し、下地の補修を行います。
⑤野地板を張り付け
下地の上に野地板を張り付けていきます。
⑥新しい防水シートの張り付け
雨風に強い屋根にするため、新しい防水シートを張ります。
⑦防水シートを固定
浅木と呼ばれるもので防水シートを固定していきます。
⑧新しい屋根材の設置
瓦や新たなデザインの屋根材を設置します。
⑨棟瓦の設置(瓦の場合)
瓦を敷く場合は、棟瓦の設置を行います。
⑩棟の板金加工
雨水から屋根を守るために板金加工を施します。
⑪足場解体・掃除
足場を解体して、掃除をしたら完成です。
▼まとめ
住宅を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが理想とされています。
屋根の葺き替えは築20年~30年とされていますが屋根材、メーカー、環境によって多少差はありますので、建築を依頼した工務店や建設会社に相談してみるとよいでしょう。